クールグリースシリーズ「クールグリースG」「クックグリースXXX」比較レビュー!

安価で高品質。元祖メイドインジャパン・ポマード(グリース)の代表的存在「クールグリース シリーズ」

今回は、40年以上の歴史を誇る同シリーズの中でも特に人気の高い

  • クールグリースG
  • クックグリースXXX

2種類をレビューしていきます。

クールグリースシリーズとは?

出典 : 株式会社阪本高生堂 公式

1912年(明治45年)に薬局として開業した「阪本高生堂」。理髪店、美容室に卸す化粧品の製造や配達なども行っていました。
クールグリースの原型とも言える油性ポマードを開発、販売していました。
クールグリースの開発のきっかけは、1970年代に油性ポマードを卸していた店のひとつ、老舗ロカビリーショップ「CREAM SODA」のスタッフから、「水で落ちるポマードが欲しい」という声からでした。
油性ポマードは、セット力が高い上に独特のツヤが出るところが好まれていましたが、洗い落としにくいという欠点がありました。
そこで、主成分の油を水に溶けやすく変えた水性ポマードの製造に乗り出しました。
発売から訳半世紀経った現在、セット力やツヤの出方を変えたシリーズ品を数多く開発し、今では数十種類を超えます。
理髪店はもとより大手量販店へ、近年は服飾店や自動車用品店などとのコラボレーション品も開発し、オリジナリティを追求しています。
もともとリーゼントなど髪を固めたスタイルを好む人たちに向けて作られたクールグリース。
時代のニーズに応え、その時代に生きる人達のオンリーワンを目指し、クールグリースは成長し続けます。

引用 : 株式会社阪本高生堂 公式

クールグリースG レビュー

まずはクールグリースGから。

アメリカンなパッケージですが、純日本製。
近年、量販店等でもよく目にするようになりましたね。

公式によるとライムの香り
言われてみればそんな感じもしますが、筆者は和菓子の寒天ゼリーのような甘い匂いに感じました。
ただ、髪につけるとほぼ無香料。

テクスチャーはゼリーのようで扱いやすいです。
ノビ、髪への馴染み共に良好。ツヤはやや強めに出ます。

時間が経ってもあまりパリパリ固まってこない為、再セットはしやすいです。
ただ、ベタつき感が強く、時間が経つにつれてスタイリング剤の重みで髪がペシャってくるような感じ。
ホールド力は弱めです。

これ単体で使うのもいいですが、ワックスと混ぜて使ったりするのもいいと思います。

クックグリースXXX レビュー

続いてクックグリースXXX
こちらもパッケージはだいぶアメリカンですが、純日本製です。

公式によるとパイナップルの香り
確かにパイン飴のような匂いがしますが、そこまで強烈な香りではないです。
ただこの真っ黄色の中身に触発されてか(?)オロナミンCのようなレッドブルのような匂いにも感じます。

テクスチャーは、少しねっとりした感じ。しかし柔らかく、扱いやすいです。

ツヤはグリースとしてはやや強めかな?という感じ。
しっかりとしたウェット感が出ます。

そしてホールド力はやはり強い
こちらも時間が経ってもあまりパリパリ固まってこない為、再セットも可能です。

コームを通したハードなスタイルに決めたい方はやっぱりコレ。
七三・リーゼント・オールバック好きなら1度は試してみて損はない商品です。

まとめ

長い歴史を誇る、阪本高生堂「クールグリースシリーズ」
近年のグリース・ポマードブームに伴い、急激に愛用者が増えている印象ですね。
その使用感とデザインは「ハード」「ワイルド」「男らしい」という言葉がよく似合います。

先に紹介した青のパッケージのクールグリースGは、ツヤ感は強めですが、ホールド力は弱いです。
ロングやパーマスタイルの方がさっとつけてウェット感を出すにはいいですが、これ単体でバーバースタイルのようなセットをするのは厳しいかなと。
あとはやっぱりワックスと混ぜて使うのもいいと思いますね。

ニワトリさんのクックグリースXXXの方は、イカついセット力が特徴。
この価格でこの量、そしてこのホールド力となると、もはや最強レベルのコスパだと思います。
まさに世界に誇るメイドインジャパン・グリース。
バーバースタイル好きでまだ試した事ない方は、是非一度使ってみてください。